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2010年03月24日

時間が無い!と感じている忙しい人に読んでもらいたい「モモ」

時間が無い!と感じている忙しい人に読んでもらいたい「モモ」
Creative Commons Photo by Laineys Repertoire


久しぶりに、じーんと心に入ってくる物語でした。

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」。

お恥ずかしい話、私はこの作品の存在を全く知りませんでした。
児童書としては、相当に有名な書籍だそうです。
読書にはあまり興味を持っていない相棒ですが、「昔、実家にあったよ」と、その存在を知っていましたびっくり!

街のハズレの廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモと、「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち(時間貯蓄銀行)」との対決がテンポよく、また「示唆に富んだエピソード」を交えながら展開していきます。

物語の中では、多くの人が時間を節約すればするほど、生活はやせ細って、無くなってしまう・・・という事態に陥っていきます。そんな中、心に残ったフレーズが、

「光を見るためには目があり、
音を聞くためには耳があるのと同じに、
人間には時間を感じ取るために心というものがある。
そして、もしその心が時間を感じ取らないような時には、
その時間はないも同じだ」


時間は誰にも同じように与えられていますが、その使い方、一人ひとりの「心」の中の刻まれ方で、全く違う意味を持っていること。。。誰でも感じていますよね?

「時間≒お金」で、この物語を捉える解説もあるようです。

でも、今、「時間を節約することに夢中な人」は、こういう作品に手が伸びないんでしょうね。「時間を節約することに、少し疑問を感じて、生き方を変えた時に」、この作品に巡りあったりするんでしょうね。。。



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Posted by ブルさん at 18:00│Comments(0)読書
 
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