2010年04月20日 22:13
ある時、子供が3人のレンガ職人にであった。
子供は、なにしてるの? とたずねた。
一人目の職人は、レンガを積んでるんだよと答えた。
二人目の職人は、壁をつくるのを手伝っているのさ。と答えた。
三人目の職人は、ウインクしてこう答えた。
「大聖堂を建ているんだよ」
via 「谷誠之の 「カラスは白いかもしれない」
ここは中世のヨーロッパ。大きな修道院を建築していました。この修道院は完成までに100年掛かるといわれています。そこに、3人のレン
ガを積んでいる職人がいました。
一人の職人に、何をしているのか尋ねました。すると「見ればわかるでしょうレンガを積んでいるんですよ。こんな仕事はもうこりごりだ。」と怒った口調で答えました。
次の職人に同じことを尋ねると「レンガを積んで壁を作っています。この仕事は大変ですが、賃金が良いのでここで働いています。」と答えました。
3人目の職人にも同じことを尋ねると、彼はこう答えました。「私は修道院を造るためにレンガを積んでいます。この修道院は多くの信者の心のよりどころとなるでしょう。私はこの仕事に就けて幸せです。」
それから10年後。
最初の職人は以前と同じように、愚痴をこぼしながらレンガを積んでいました。二人目の職人は「もっと条件のいい仕事があった」と言って、賃金は良いが危険な、修道院の高い屋根の上で働いていました。3人目の職人は、色々な知識や技術を覚えたため、現場監督として施工を任されるようになりました。そして多くの職人を育てました。
その後、この修道院に彼の名前を付けられたそうです。
via 「週刊 キャリアコンサルタントの就労支援記」