行政は種をまき、民間が花サカス。
ゴルフの宮里藍ちゃんの故郷でもある沖縄県は東村にある
「つつじエコパーク」です。
東村には、この施設の他にも「慶佐次湾のヒルギ林(カヤックで有名)」など、沖縄のエコツーリズムを牽引している印象をもっていましたが、これらが「ひとりの公務員」によって始まった話であることを知って驚きました。
その方は「山城定雄」さん。
東村の公務員として「地域活性化」に長年取り組まれているスーパー公務員さんです。先日、
このブログにエントリーした元小樽市職員の木村俊昭氏の講演会でも山城氏をお見かけしてはいたのですが、別のシンポジウムでお話を聞くことができました。
そのお話を簡単にまとめると、
農業自由化によってパイン産業が衰退し、さらに、バブル崩壊によってリゾ-ト開発も頓挫し3000人いた村民が1800人まで減った。
そんな中、農業だけに頼っていた村の新たな産業として自然観光を考えたそうです。
「つつじエコパーク」「ヒルギ公園」などの施設とエコツーリズムによる観光産業の振興と農業体験・漁業体験の受入れ窓口を組織していく活動を通して、30年前の観光入域者数ゼロから昨年度実績26万人にまで持ってきたとのことでした。
こうやって書くと簡単な話になってしまいましたが、山城氏が最初に、こういった企画を役所で持ち出したところ、
「なんだ、そのエコなんとかっていうカタカナは? そんなもん意味があるのか?」
「観光客が増えたら、ゴミや人が増えて困るだろう!」
なんていうような村議会からスタートしたそうです。
想像をするに(想像もしきれませんが)、とてつもないエネルギーをかけないと、今の東村がなかったと思いました。
それを、
「行政は種を撒いただけですよ。後は、民間が育てていっただけのこと。」と、サラっとおっしゃっていました。
こ、こんなスゴイ公務員が沖縄にいたとは。。。
最近、いろんな分野のパワフルな方からたくさんエネルギをもらっています。
今は貯金に精をだしていますが、いつか・・・(きっと利子もついて、それも複利で)
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