国の事業(緊急経済対策等)と診断士
Creative Commons Photo by ifindkarma
昨年来、緊急経済対策、雇用対策といったことを目的とした国の事業が矢継ぎ早に繰り出されてきています。今国会の2次補正、当初予算にもそういった予算が各省庁からあがっているようです。
そもそも、この手の事業を大くくりすると(少し乱暴で言葉足らずですが)、
1)失業者に対する一定期間の雇用の機会を提供する
※今回の2次補正の「重点分野雇用創造事業」では1年
2)その「機会≒事業」が、国のプランに合致したもの
※同じく、「介護」「医療」「農林水産」「環境・エネルギー」
「観光」「地域社会雇用」
3)従来行っている自治体の事業ではないこととか、新規事業であること
といった基本的な与件にいくつかの複雑な条件がついたものとなっています。
で、この「機会≒新規事業」を考えるのは行政だけでは当然マンパワーも知恵も足りなく、企画案やアイデアを企業やNPOの方と一緒に考えていくことになります。
しかし、残念ながら、企画案やアイデアの骨格(≒筋)は良くても、該当する国の事業で求められる様々な「もの、こと」に対応できる経験を持っている人は、相当少ないのが実情のようです。
それは、国の施策を活用するには、こむずかしい要綱を読み込み、資料には書かれていない様々な匂いや情報を入手し理解して、はじめてそれが可能になります。
また、うまく事業が進んださいには、膨大な文書作成や報告書なども待っていたりします。
それぞれの部分が得意な人たちはいるのですが、全体像を理解して「こなしていける」人たちは少ないようにも感じています。
多面的な需給ギャップですね。
中小企業診断士には「中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役」という役割があるので、こういった領域で活躍する方が増えればいいなぁと思ったりしています。
・・・自分の目指していきたい目標ってこういう方向なのかもしれません
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